ダチョウ肉について
ダチョウ肉って?
ダチョウから取れるお肉は、主にモモ肉になります。柔らかくキメが細かい部分を"フィレ"、すねの方の固めの部分の肉を"ドラム"と呼んでいます。(フィレは牛豚のフィレ、鶏のササミとは異なります。)また、ダチョウは飛ばないためムネ肉はありません。
ダチョウ肉の部位
- モモ
- 中程度の柔らかさのお肉です。キメはやや粗目ですが、カツレツやステーキなど幅広く使用可能です。
- フィレ
- キメが細かくてとても柔らかいお肉です。タタキやカルパッチョはもちろん、ステーキやカツレツなど火を通す料理にも使用できます。
- ドラム
- やや硬めのお肉です。ユッケやタルタルなど細かく刻む料理やしゃぶしゃぶ、煮込み料理に適しています。
- ネック
- 肉は筋張っていますが旨味があるお肉です。煮込み料理やスープに向いています。
- 砂肝
- ピンク色で見た目が良く、牛タンのような食感が美味しい部位です。皮を取り除いて用います。
- 肝臓
- プリプリしていて濃厚なうまみがあります。血抜きをしてから用います。
- 心臓
- お肉以上に食感がありながらも柔らかく、表面を覆う脂身も美味しい部位です。
ダチョウ肉の特徴
ダチョウ以外の鳥は、ほとんどが白身肉であるのに対し、ダチョウの肉は100%赤身で牛肉に似た色をしています。
ダチョウ肉は他の食肉と比べても低脂肪、低カロリー、高たんぱく、高鉄分でヘルシーな食肉です。しかも赤肉なので鉄分を始め、ミネラル、ビタミンも豊富に含んでおり、味は牛肉に似て柔らかく、クセのないお肉です。
栄養比較表
カロリー・栄養素等 | ||||
---|---|---|---|---|
肉の種類 | カロリー | たんぱく質 | 脂肪 | コレステロール |
オーストリッチ肉モモ | 115kcal | 24.1g | 2.5g | 68.0mg |
和牛モモ赤身 | 191kcal | 20.7g | 10.7g | 68.0mg |
鶏肉モモ皮なし | 138kcal | 22.0g | 4.8g | 77.0mg |
豚肉モモ赤身脂なし | 128kcal | 21.5g | 3.6g | 73.0mg |
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ビタミン・ミネラル成分表(可食部100g当り)
ミネラル | |||||||
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肉の種類 | カルシウム | リン | 鉄 | ナトリウム | カリウム | マグネシウム | 亜鉛 |
オーストリッチ | 4 | 226 | 2.9 | 48 | 353 | 26 | 2.6 |
牛肉 | 5 | 150 | 2.5 | 45 | 330 | 22 | 4.2 |
鶏肉 | 4 | 190 | 0.5 | 30 | 390 | 31 | 0.6 |
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ビタミン | |||||
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肉の種類 | ビタミンA効力 | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ナイアシン | ビタミンC |
オーストリッチ | 71 | 0.29 | 0.30 | 6.1 | 1 |
牛肉 | 30 | 0.10 | 0.24 | 4.0 | 1 |
鶏肉 | 30 | 0.10 | 0.10 | 12.0 | 2 |
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脂肪酸成分表(脂肪酸総量100g当りの脂肪酸)
飽和脂肪酸 | ||||
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肉の種類 | C15ミリスチン酸 | C16バルミチン酸 | C18ステアリン酸 | C20アラキジン酸 |
オーストリッチ | 0.6 | 21.5 | 6.5 | 0.4 |
牛肉 | 2.9 | 28.0 | 14.0 | -- |
鶏肉 | 0 | 0.12 | 0.05 | 0 |
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おすすめレシピ
ダチョウ肉は脂肪が少なく、火を通しすぎると食味を損ねることがあるため、主にタタキ、レアステーキなどの食べ方が嗜好されております。
タタキ
ステーキ
ロースト
ロースト 2
カツ
カツ 2
ダチョウバーガー
ドラム
※生でも食べられるほどの新鮮さですが、加熱してお召し上がりください。
レバー
※生でも食べられるほどの新鮮さですが、加熱してお召し上がりください。